【怖い話 不気味な話】怖い心霊体験とは無縁の人生を送ってきた 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 不気味な話】怖い心霊体験とは無縁の人生を送ってきた 短編

私は霊感と呼ばれるものの類いが

自分にはないと思います。

今まで幽霊を見たこともありませんし、

怖い経験をしたこともありません。

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お化け屋敷や怖い場所に近寄らないせいか、とにかく怖い心霊体験とは無縁の人生を送ってきたといっても、過言ではありません。

そんな私でも不思議な体験をしたことは何度かあります。
それは決まって親しい人が亡くなったときで、不思議だなと思いますが、みんな知っている人なので怖いと思ったこともありません。
一番始めに体験したときは中学生の頃で、仲のよかった親戚のお姉さんがなくなった時にそれは起こりました。

よくある話かもしれませんが、祖母と一緒に居間でテレビを観ていた時に普段絶対に物音がしないドアがノックするような音で『トントン、ガタガタ』と音がしました。

もちろんそこには誰もいませんし、風が通り抜けたりするような場所でもないので、私も祖母も「なになに?」というように気味が悪いなと思いました。
その後すぐに親戚から電話があってお姉さんが亡くなったことを知って、あれはきっとお姉さんがお別れしに来てくれたのだと、私も祖母も納得しました。

そういった体験で一番鮮明に覚えているのは、一緒に暮らしていた祖父が亡くなった時のことです。
私は危篤状態の祖父をたまたま一人で見ていたのですが、ついウトウトしてしまい眠ってしまいそうになった時に、咳払いが聞こえました。

それは聞き間違うはずの無い癖のある祖父の咳払いで、私はハッとして起きました。
見ると祖父に取り付けられていた心拍計が、もう祖父が生きていないことを知らせていました。

あの咳払いがウトウトした私を軽く叱っていたのか、ただ教えてくれたのかはわかりませんが、おかげで私は祖父が息を引き取ったことに気がつくことが出来ました。

祖父の咳払いはその後も続き、お葬式の前日にも寝ながら祖父のことを思い出している時に同じ咳払いが聞こえたり、火葬されるまで祖父のことを考えると、「ここにいるぞ」というように何度も咳払いを聞きました。

私が寂しい気持ちを考えてくれてのことなのか、忘れるなという意味なのかわかりませんが、その咳払いを何度も聞いたおかげで、私はあまり悲しみにくれずに済んだような気がします。

葬儀が全て終わると咳払いは聞こえなくなってしまったので、無事に成仏できたんだと私は安心することが出来ました。

人が亡くなった時にする体験なので、あまりしたくはない体験ですが、それでもみんな最後の挨拶をしに来てくれるようで、亡くなることは寂しいですが少し嬉しい気持ちになることができます。


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