【怖い話 じわ怖】「道で猫の死体を見ても、可哀想だなんて思っちゃダメだぞ。ついてきちゃうぞ」長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 じわ怖】「道で猫の死体を見ても、可哀想だなんて思っちゃダメだぞ。ついてきちゃうぞ」長編

祖母ちゃんが子供だった

ときの体験談を教えてくれた。

夏休みに田舎に行って遊んでいたら、

親におつかいを言いつけられた。

IMG_2319.jpg


てくてく歩いて河原に出たら、
子供がしゃがんで石を手に遊んでいるのを見かけた。

近づいてみたら、鬼の子だった。

頭のてっぺんが禿げているように見えたのが、
肉が盛り上がって角になっていたそうだ。

しかし怖さよりも、格好のみすぼらしさに、
かわいそうだって思いがわいた。

着ている物が襤褸なんてものじゃなく、
ムシロを体に巻き付けているようで、

腕も足も垢まみれなんだか、
火傷のような赤汚い色なんだそうだ。

そして、祖母ちゃんが近づいて来たのに気がついたようなんだけど、
意地でも見てやるもんか、という感じで顔を上げず、
石を積み上げたり崩したり一人で遊んでいた。

祖母ちゃんも声をかけようか迷ったんだけど、従兄の

「道で猫の死体を見ても、可哀想だなんて思っちゃダメだぞ。ついてきちゃうぞ」

という言葉を思い出し、その場所を立ち去ったんだと。

日にちが経っても忘れられず、
お寺のお坊さんにそのことを相談したら、

「そうだよなぁ、ついてこられたら困るよなぁ。
しかしな、仏様なら大丈夫だ。
子鬼だろうが大鬼だろうが、人に悪さをせず、仏様について行ったら極楽に行ける。
人間なら猫の霊でも鬼でも大変だけど、仏様ならどれだけ来ても、ちゃーんと助けてくれる。
その鬼の子が極楽に行けるよう、お祈りしてあげような」

と言ってくれ、五分くらいご祈祷してくれた。

そしてお守りをくれて、

「こんどまた鬼や霊を見ることがあったら、このお守りを見せて、
この仏様のところに行け!って言いなさい。
ちゃんと大声で、はっきりとした声で言うんだ。
そうしたら大丈夫。その鬼もつらい思いから助かるよ」

しかしそれから、そのお守りとかけ声を使うようなことには遭わなかったそうだ。

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