【怖い話 最も怖い話】あのカビ臭い部屋がいけなかった 短編 - 超怖い話 実話

ピックアップ!

【怖い話 最も怖い話】あのカビ臭い部屋がいけなかった 短編

自分がまだ、高校生の頃の話だが、親父の転勤の都合で、

引越しをしなきゃならなくなった。

まぁ、俗に転勤族なんて呼ばれるくらい、

転勤の多かった家庭なので、

IMG_2667.jpg


家を変えるのには慣れていた。

親父の転勤先は、幸いにも通っていた高校と同じ市内だったので、自分にとっては学校が近くなって嬉しい限りだった。

そんなわけで、新しい家を探しに色々と物件を見回るんだけど・・・その中のひとつに、ヤバイのがあった。

外見は普通のアパートなんだが、見せてもらう部屋に入った時に、なんか奇妙な感覚を覚えた。
説明するのが難しいのだが、なんかヘンな感覚・・・。

それで、オカンは大家に案内されてリビングに向かったのだが、自分は、入り口から正面に見える和室が妙に気になった。

入ってみると、もの凄い湿気、なにかジメジメしていて部屋も薄暗く不気味な感じがした。
丁度梅雨の時期でもあったので、それのせいかなぁ?とは、思っていたんだけど、その日も含めて、前日なんかも雨は降ってなかったし、晴天と言える天気だった。

しかも、行ったのは真昼間の明るい時間帯なのに、そこの部屋だけ妙に薄暗い。
まぁ、電気もないし、あまり日の当たる場所でもなかったから、こんなもんかなと思い部屋の中を見渡した。

すると、押入れがあるのだが、なぜか閉まっている。
何で閉まってるんだろう?普通、開けとかないのかな?と思った自分は、その押入れを開けてみたのだが、その瞬間、もの凄いカビの臭い。
とにかくカビ臭い・・・。

「うわっ・・・・なんだこれ?」って叫んで、たまらなくなってその和室から飛び出した。
体に異変が出始めたのはその後だった。

その後も、その時のカビ臭さが妙に鼻や喉にまとわりついて離れず、だんだんと気分が悪くなってきて、家に帰る頃にはついに吐いてしまった。

それで、頭もぼーっとしてきたので、熱でもあるのではないか?と心配されて体温を測ってみたところ、なんと、40度以上の高熱が出ていた。

さっそく病院につれていってもらったのだが、たいした事は解らず、薬だけもらって帰ってきた。
もう、フラフラで動けない状態なので布団に寝かせてもらい、薬を飲んでその日はとっとと寝ることにした。

ところが、翌日になっても一向に熱が下がる事は無く、自分の意識もだんだんと薄れてきた。

ここからは治ってから聞いた話だから、その時に洒落にならんわ、と思ったんだけど、その後、別の病院に行っても原因は解らず、とにかく病状だけが悪化していった。

もう気持ち悪くて飯も食えない。
その前に意識がほとんど無い状態にまで陥って、両親もこのままではヤバイと思っているときに、知り合いの霊感のある人から、「Sちゃん(自分)大丈夫?なんか感じたから・・・」といった、電話が来たそうだ。

んで、相談して見てもらったら、どうやら女の人を連れてきてしまったらしく、その人が、自分を連れて行こうとしていたらしい。

その人は、忙しいのでこっちに来る事は出来なかったのだが、とりあえず、「うちでは、どうすることもできない」ということを伝えた方がいいと、言われたそうな。

それで、その夜オカンが寝室で寝ていると、なにやら部屋の中に気配を感じて、ふっ、と目が覚めたらしい。
それで部屋の中を見回すと、白い着物を着た女の人が部屋の隅っこに立ってたんだって。

オカンはこの人かと思い、「すみません、うちでは何もしてあげられません。どうぞお帰りください」ということを言ったらしい。

すると、女の人は、すーっと消えるようにいなくなり、オカンも眠くなって、そのまま寝てしまったとの事。

翌日、いままでの症状が嘘のように、自分は元気になって、なにもなかったかのように体も動くし意識もはっきりしていた。
自分でも不思議だったのが、特に気に止めもしなかった。

その後に、実は・・・といった感じで、その女の人の話を聞いたのだが、その時は、まぢでゾーッっとした・・・.
詳しく聞くと、やはりあのカビ臭い部屋がいけなかったらしい.

自殺かなにか分からないけど、確実に死人が出ていると言われた。
あまり幽霊なんかは、信じないのだけど、この時ばかりは、恐怖したね。


関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます