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【怖い話 実話 心霊・怪談】「赤い鼻緒がぷつりと切れた~」短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 心霊・怪談】「赤い鼻緒がぷつりと切れた~」短編

2年前の冬に家族と同居してる

友人宅に遊びに行った時のこと。

その日は、友人宅で夕食をご馳走になった後、

友人の部屋で酒を飲みながら話をしていた。

IMG_1754.jpg


酒が良い具合に回ってきた頃、相談というより頼みごとがあると友人が切り出してきた。
その日俺を家に呼んだのは、その頼みを聞いてもらうためだったという。

友人が言うには1週間前頃から寝入りばなに音楽が聞こえる。
最初に聞こえたときは、音も小さくノイズだらけで何の曲かさっぱりわからなかったが、日を追うごとにノイズも減り、音量が大きくなってきて、昨日の夜にははっきりとある曲が聞こえるようになった。

家族の誰かがその時間帯に音楽を聞いていたのが自室に漏れ聞こえてきたのではないかと思い尋ねてみたが、誰もその時間帯に音楽をかけたり、TVをつけたりはしていなかった。
田舎だから、隣家とはそれなり離れており、他所から聞こえてくる音楽とも考えにくい。

友人も俺も、世の中には不可解な出来事もあるだろうが、よく聞くあからさまな心霊話の類はつゆほども信じていなかった。
そのため友人は自らの幻聴を疑ったが、まだ家族には心配をかけたくないので、今夜一晩一緒に泊まってその曲が聞こえてくるか確かめて欲しいと言うことだった。

その後風呂をもらって夜が更けるまで二人でとりとめも無い話をしながら酒を飲んでいたが、日が変わってしばらくした頃、テーブルに置いてあった友人の携帯電話が着信を告げた。

「赤い鼻緒がぷつりと切れた~」

1フレーズだけ流れて呼び出しは止まり、随分渋い曲を着うたにしてるなと思っていると、携帯を手に取り、青ざめた顔で友人が呟いた。

「こんな着うたは入れてないし、どこからも着信してない・・・」

その直後に友人が苦しみだして、テーブルに倒れ付した。
突然の出来事に呆然としたが、友人の様子を確認すると息はあったものの意識がなかったので急いで友人の家族を呼び、電話で救急車を呼んだ。

搬送先の病院で友人の家族とともに彼の無事を祈っていたが、処置の甲斐なく友人は亡くなった。
死因は大動脈瘤破裂とのことだった。

件の着信は直接携帯を見た訳じゃないので、本当に着信がなかったのか今となってはわからないが、偶然にしてもひどく恐ろしかった。

当時は、床に就いた時どこからともなく音楽が聞こえてきやしないか気が気じゃなかった。


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