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【怖い話 実話 一番怖い話】『43歳の女性が投身自殺』短編

かれこれ何年になるだろうか・・・。

俺が学生時代の話だ。

ニュースで『43歳の女性が投身自殺』というのが出てた。

どうやらその女は踏み切りに飛び込んだらしい。

IMG_1772.jpg


その踏み切りはちょうど学校へ向かう途中に通る踏み切りだった。

翌日、その踏切には警察官が数名現場検証のようなことをしていた。
警官のうち一人は、踏切のほうに目をやってるため、踏切が閉まった後に踏み切りを横切る人もいつもより少なかった。

俺は警官がごちゃごちゃ話してるのを歩みを緩めて盗み聞きした。

「まったく、電車が来ているのに踏切を渡ろうとするからだ」

「ああ、16歳だってのにな・・・被害者はあそこの高校の学生だろ?」

あそこの高校とは俺が通ってる学校だった。
それより俺は警官が昨日のニュースと違うことを言ってるのにびっくりした。
確か中年のばばぁが轢かれたんじゃ・・・2件あったのかな?
俺はその時は大して気にしてなかった。

学校に着くと、友人に早速そのことを話した。
そいつは「ばっかじゃねーの、電車に轢かれるなんてとろ過ぎ」と言った。
そいつは昨日のニュースは見てないようだ。

そして、その夜。
俺はオカ板で有名な『降霊機』を使って遊んでいた。
今日は両親共に居ない。
恐怖も高まったその時・・・電話がけたたましくなった。

一瞬ビクッとしてイスから転げ落ちそうになったが、何とか持ちこたえた。
ナンバーディスプレイを導入している自宅の電話は「非通知」と表示していた。

俺は恐る恐る電話に出た。

「はい、もしもし・・・」

しかし、受話器から聞こえてくるのは踏切の警告音だけだった。
それも音がだんだん大きくなっている。

「な・なんだ、イタズラなら切るぞ」

すると受話器から声が聞こえてきた。

「俺だよ、俺。オレオレ詐欺じゃないぞ」

「何だよ、お前か・・・」

それは昼間踏切の話をした友人だった。

「で、なんだよ」

「ああ、明日の宿題なんだが数1のプリントが・・・」

踏切の音でよく聞こえない。

「おい、それより踏切から離れろよ。音がうるさくて聞こえにくい」

すると奴は恐るべき事を言い出した。

「踏み切りだと?そんなものねーぜ」

「なっ、ちょ、じゃあ混線か?」

「しらねーよ、ん・・・なんだ、う・うああああああ」

「おい、どうした?」

一瞬、電車の汽笛のようなものが聞こえて通話が途切れた。
かけ直しても繋がらない。

俺は直感的に女が轢かれた踏切へ向かった。
踏み切りは警察が野次馬を押しのけたりして封鎖していた。
鉄道職員が線路をキョロキョロしている。
俺は半ば覚悟しつつ警官に聞いた。

「あの、すいません。人身事故ですか?」

「一般の方には言えません」

「多分彼の友人です」

「えっ」

警官は一瞬言葉に詰まった。
どうすればいいのか分からなかったらしい。
上司らしき人と掛け合って戻ってきた。

「あの・・・あそこの高校の方で?」

「はい」

警官は友人が事故で死んだことを教えてくれた。
死体の損傷が激しく、バラバラになって全ては拾えないそうだ。

翌日、俺はその踏み切りに差し掛かった。
否が応にも昨日のことが思い出される。

その踏切には警察官が数名現場検証のようなことをしていた。
警官のうち一人は、踏切のほうに目をやってるため、踏切が閉まった後踏み切りを横切る人もいつもより少なかった。

俺は警官がごちゃごちゃ話してるのを歩みを緩めて盗み聞きした。

「まったく、電車が来ているのに踏切を渡ろうとするからだ」

「ああ、16歳だってのにな・・・被害者はあそこの高校の学生だろ?」

どこかで聞いた事のある言葉だ・・・まさかな・・・。

これで俺の話は終わりだ。

後から考えるとなぜ友人が家とは逆方向の踏み切りにいたのか。
そして、なぜ俺に嘘をつかなければならなかったのか不思議である。


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