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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】「狐憑き」体験記 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】「狐憑き」体験記 長編

小学校の時、担任の先生から聞いた話。

簡潔に言えば、

いわゆる「狐憑き」体験記なんだけど。

その先生(以後K先生)が大学生の頃の夏休み。

IMG_2159.jpg


暇を持て余しているK先生(男)と、
その友人O(男)と友人A(女)と3人で、
K県K市のとある稲荷神社に胆だめしに行こうぜ!
って事になったらしい。

で、夜遅く、
3人で神社内をぐるりと回ったけど、
何も起こらない。

だが、その内に紅一点のAが


「もう帰ろうよ」

って言い出したと。

男2人も、怖くは無かったが
Aの不安げな様子が気になって、
帰る事にしたそうだ。

しかし出口の鳥居に向かうにつれ、
Aの顔色がどんどん悪くなっていく。

「大丈夫か?」

と心配しながら、Aを支えて歩く男ふたり。

出口の鳥居をくぐろうとした瞬間、
Aはとうとうしゃがみこんでしまった。

で、下向いて

「寒い寒い」

って言いながら自分の肩をさすってる。

冒頭で言った通り、夏休み。

当然ながら寒いわけがない。

なんか変だ。

起こそうとしても立ち上がらないし、
K先生とOは困り果ててしまったそうだ。

その内にAが、

「寒い寒い寒い寒い寒い寒い」

ってすごい早口で言いながら、
ノースリーブの肩をさすっている手が
どんどんスピード上げていく。

しかも爪立てて
ボリボリボリボリ掻き毟ってる状態だから、
二の腕から血が出てきて、
あまりにその様子が怪しいから
さすがにK先生とOも怖くなって、
無理やり半ば引きずるようにしてAを家まで送り、
その日は解散したんだと。

それから数日、
連絡も取らず(携帯とかも普及してなかったし。てか無かった?)
その事も殆ど忘れてマターリ夏休みしていたK先生の所に、
Oから連絡があった。

「Aがおかしくなったらしい」

(゚Д゚)ハァ?

確かにあの時の様子はおかしかったけど、マジで?

ちょいと責任を感じた男ふたりは、
Aの家へとお見舞いに行ったそうだ。

Aには会えず、
Aの母親が憔悴した感じで出てきて、
様子を教えてくれた。

なんか、Aはひたすら

「キィィーーー」

みたいな奇声を発しながら
暴れまくってるらしい。

部屋から出せず、
食べ物を持っていっても壁に投げつけちゃうし、
それだけじゃなく、女の子なのに糞尿垂れ流しして、
それを壁になすりつけてるそうだ。
(ここに関しては後から聞いたらしいんだけど。そりゃそうか…)

K先生とOはメチャクチャ怖くなって、
でも胆だめしに連れてった事は言えなかったみたい。

酷い話だと思うけど、
よく考えりゃある意味責任問題になりそうだしね。

まぁどうしようもなくて、その日は帰って、
悩みは募りながらまた数日経ったと。

ある日、K先生の所に、Oから電話。

Aの母親からOに連絡があったらしい。
今度は何だと思って聞いてみると、

「Aが部屋から抜け出して行方不明」

ちょっとどころじゃなくマズイ。

慌てて2人も探しに出たそうだ。

まぁ色々あって、結局見つけたのはK先生。

Aは最寄りの駅の駅員さんに、
駅員の事務所に保護されてたんだけど。
駅員さんが真っ青な顔して、

「なんなんですかこの人?」

みたいになってるから、
あーやっぱり暴れたのか、
と思って話を聞こうとすると、
駅員さんは怯えた感じで
1枚の紙をK先生に渡したそうだ。

それには、狐が上半身を上げて、
手で招いてるみたいなポーズの絵が描いてあった。

白い紙に、グルグルって感じで塗りつぶした、
影みたいな真っ黒い狐。明らかに狐。
(お稲荷さんみたいなポーズって言えばわかるかな?)

驚愕しながら

「これどうしたんですか?」

って聞くと、駅員さんが言う事には、
彼女の身元が分からなかったから
聞いても全然返事もしない。

じゃあ文字なら書けるかと思って、
ボールペンと紙を渡したそうだ。

そしたら、椅子に座ったまま
いきなりガクンッ!!って
頭を垂直に真上に向けて
(もう完全に真上。90度。駅員さんも仰天したらしい)

ボールペンを鉛筆持ちじゃなくて、
幼児がスプーン握るみたいに5本の指で握って
天井睨みつけながら
紙の上をボールペンで
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる……。

当然、グチャグチャな絵が出来るだろうと思って
駅員さんが呆然としてたら、
出来たのはこの狐の絵だったと。

K先生も駅員さんも完全にびびっちゃって、
まあ警察とか色々あった後にAは自宅に帰り、
可哀相だけどまた監禁状態にするしかなかったそう。

K先生もOも、
軽々しくAの話ができる雰囲気も
すっかり無くなったって。


で、また数日後なんだが。

真夜中、K先生の1人暮らししてる家に
電話があった。

こんな時間に電話してくるのは
Oくらいだって思って電話を取ると、
声はなんとA。

「もしもし、K?」

奇声とかじゃなくて、
普通の声で話しかけてくる。

「A、治ったのか!!良かったなー!!」

大喜びするK先生。

Aは嬉しそうに同意しながら
言葉を続けたそうだ。

「うん。私の所からはもう出ていくって。
次は、Kのところにいくよ」

ガチャ。

反論も質問も受け付ける暇一切無く、
電話は切られたらしい。

もうK先生めっちゃめちゃビビりまくって、
泣きそうになりながら
隣町で1人暮らししてる弟の所にバイクで転がり込んで、
震えながら一晩過ごしたそうだ。

普通の話なら、
ここで狐はK先生の所に行くんだろうけど、
結局その後はなーんも起こらず。

Aもいつの間にか普通の子に戻ってて、
(゚д゚)ポカーンだったそうだ。

でも、ぶっちゃけ怖くて
もうAとは遊んだり出来なかったらしい。

いまだに年賀状だけは送ってるけど、
とか言ってた。



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