【怖い話 実話 恐ろしい話】「どういうことです?悪魔?」短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 恐ろしい話】「どういうことです?悪魔?」短編

原因は本当かどうかわからない・・・。

けれども私の部分は事実。

自分の立場は伏せさせてもらいますが、

実に不思議な話です。

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東京からディズニーランドを抜けて中山競馬場から浦和を通り、最後は東京競馬場へと続く武蔵野線。
それは鈍行なのに延々と3時間も走っている不思議な路線である。

日中は1時間に2本しか運行していない。
その不便さは都内で随一と言ってよいほどであった。

1年ほど前に西船橋で武蔵野線が緊急停止したことがあった。
炭素菌騒動である。

原因は突然の異臭であり、時流により騒がれたことだ。
もちろん全員、命に別状はなく政治的に事件としては存在しておらず、マスコミ沙汰にはなっていない。

だが実際は違う。
被害は確かにあった。
私は当時、現場にいた者である。
いまさらだが、この不思議な事実をお話しよう。

当時の状況を簡単に話す。
普通に西船橋で停車した電車。
その中から降りた乗客の何人かは異変を訴えた。

フラフラとその場で倒れこむ者、その場で嘔吐する者、トイレに駆け込む者。
昼間の事件であり、乗客は少なく4人が異常を訴えた。
勇気ある駅員と車掌(=運転手)は、意を決して電車内に駆け込む。

そしてすさまじい異臭を感じた。
さらに電車内ではわずかな白い粉を発見した。
このため大騒動に発展したのだ。

電車の中には、たしかに白い粉はこぼれていた。
だが調査の結果、これは乳糖の一種だと直ちに判明した。
つまりお年寄りか誰かが処方箋の袋をうっかりこぼしてしまったに過ぎない。
しかし乳糖では異臭は発生しない。
では、なぜ異臭騒ぎが起きたのだろうか。

私はホームで路線に嘔吐するサラリーマンを介抱した。

「車内は地獄でした・・・頭がクラクラする」と彼は言う。

元気そうで命に別状はない。
さらに詳しく聞くと彼はこう答えた。

「新木場で乗ってきたんですよ。そいつがね。あいつは悪魔だよ。間違いない。」

「どういうことです?悪魔?」

「いや、それほどね。半端じゃなくクサイんすよ。その男。あー気持ち悪い。。」

異常を訴えた4名全員(サラリーマン)が、その男を目撃しており、おおよそ意見が一致している。
青のケミカルジーンズに茶色のブルゾン、約170cm、肥満体型、メガネ、色黒。
推定30歳~50歳(意見がまちまち)、手には買い物袋。(コミックマーケットのものという証言あり)

西船橋のホームを少し過ぎたところ(停車場がある)に停車していた、その電車に乗ってみた。
作業員が換気した後だというのに、かなり強烈な匂いが漂っていた。
腋臭(わきが)と服の腐敗集(部屋干しして腐った匂い)の合わさったひどく不衛生な匂いだった。

一つだけ疑問が残った。
その強烈な異臭を放つ男は電車停止後、どこへ行ったのだろうか?
西船橋駅構内を通ったのなら異臭を記憶する者がいるはずであるが存在せず。

異常を訴えた4名も、その後の男を目撃していない。
忽然と悪臭男は消えた。

・・・結局、大きな被害もなくこの事件はテロ誤報として扱われただけだが、これが真相である。


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