【超怖い話 実話】、父が退院する前に家を出ました。短編 - 超怖い話 実話

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【超怖い話 実話】、父が退院する前に家を出ました。短編

父は世間的にはごく普通の会社員ですが、

変った趣味がありました。

それは収集癖です。

よくごみ捨て場から古雑誌を拾ってきたり、

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工事現場から、何の役にたつのか分からない壊れた家具を拾ってきたりしていました。

古い農家を改造したわが家には屋根裏部屋があり、父はそこにガラクタを持ち込んでいました。
そこは父以外の誰も入ってはいけない秘密の場所でした。

私が高校2年の時、父が交通事故で入院しました。
この絶好のチャンスに、好奇心いっぱいで、私がその屋根裏部屋にしのびこみました。
想像していたよりはきれいでした。
ガラクタの横に漫画や古雑誌が整然と積んでありました。

ほとんどがいかがわしい雑誌で、半分くらいは異常なものでした。
そのうちの一冊に見覚えのある便箋がはさんでありました。
よく見ると、私が数カ月前に彼氏に書いたラブレターの書き損ないでした。

破ってごみ箱に捨てたものを丁寧につなぎ合わせてありました。
他にも私の部屋のごみ箱から持ってきたものが幾つかありました。
私の部屋の天井に行ってみると、明らかな覗き穴がありました。

私は体の震えが止まらなくなりました。
だけど気弱の母には何も言えません。

自分の貯金を降ろして敷金にし、すぐにアパートを借り、父が退院する前に家を出ました。


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