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【怖い話 実話 じわじわくる怖い話】しずかちゃん 短編長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 じわじわくる怖い話】しずかちゃん 短編長編

八年程前のある日、

妹の部屋に用事があって二階の廊下を歩いていると、

階段を降りていく背中が見えた。

髪と白いスカートの端しか見えなかったが、

IMG_3525.jpg


妹が下に降りて行ったかと思いながら部屋のドアを開けると、
妹がテレビを見ていた。

うちは母子家庭の三人家族で、
母親は仕事中。

狐につままれるってこんな感じかと思いながら、
妹に下に降りて行った子の話をすると、

「あー、たまに見るよ」

とあっけらかんと言う。

怖がりな妹がアッサリ言うので、
悪いものじゃないんだろうと思ったが、
もしかしたらテレビを見ている妹の方がお化け?または狐?と思ったら怖くなって、
自室に走って逃げて、母親が帰ってくるまでこもっていた。

帰ってきた母親には笑われた。

それから何回か同じことが自分と妹にあった。

ドアを開けると「あれ?」って言って、
「ああまたかー」といった感じ。

母親だけは一度も遭遇しなかったが、

「時々悪戯するくらいで、
静かでとってもいい子だ」

と妙に可愛?がり、

「静かだから、しずかちゃん」

と呼ぶので名前までついた。

しずかちゃん遭遇から一年程経った夏、
母親の故郷に帰省することになり、
一週間程家を空けた。

帰ってくると、
しずかちゃんはいなかった。

何故だか家のドアを開けた瞬間、

『ああ、いなくなっちゃったな』

と思った。

妹も思ったらしい。

少し寂しくて、
妹の部屋を開ける前に階段を確認してしまうが、
それから一度もスカートの端と小さな背中を見ていない。

成仏したのかな。


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