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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】無音 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】無音 短編

昔の話だが聞いてくれ

飲み仲間達と

心霊スポットへ行こうと言う話になり

男2人女2人のベタな編成で

IMG_1277.jpg


ベタな地元の怪トンネルに行く事になった

トンネルにまつわる噂もよく聞くもので

クラクションを鳴らすと霊が出る、
手形がべったり車につけられる、

そんな都市伝説的なものだったので
たいして期待もせず
ワイワイと騒ぎながらAの車でトンネルへ向かった・・

一番はりきっていたのはAで
昔からの親友でもある

手形がついたらすぐ解るようにと
洗車までしてきたオカルト好きだ

B子とC美は飲み友達で
とくに霊感もなく
ノリで参加したようだった

俺は友達とはいえ
女の子とはしゃぎながらのドライブに満足していた

軽くビールを飲みながら
田舎の山道を走り
30分ほどで問題のトンネルに到着

さすがに雰囲気は満点で
Aがトンネルに入る前に

自慢の怖い話をして盛り上げる

クラクションをピーピー鳴らして気合いを入れると
徐行しつつトンネルへ進入していった

中は明かりがついてるにもかかわらず
妙に薄暗く
全員口数が少なくなってきたところでAが

「よし!ここら辺でクラクションいくか?」

と嬉しそうに言う

女の子達は怖いね~と言いつつ嬉しそうだ

ドキドキしながらAを煽る

Aは

「いくぞ~!」

と言うと同時にクラクションを鳴らした。

すると

「プヒ~ン」

とありえない程なさけない音が
トンネル内を響いた

全員大爆笑で

「何この音??ww」

「面白すぎww」

と雰囲気ぶち壊しで大笑い

ハマッタ俺達はクラクションを連打し
337拍子をしてみたりと大爆笑

「プップヒップヒヒーン」

と鳴らせば鳴らす程なさけない音が響く

しかし異変はこんな大爆笑の中
突然起こった

突然全員が笑うのやめシーンとなった

あれ?と思い
後部座席の女の子達を見てみると
口をぱくぱくとさせて笑っている。

というより顔が笑っている

俺の耳がおかしいと気がつくのに
時間はかからなかった

まったくの無音で喋っているつもりだが
自分の声すら聞こえない絶対無音

AやB子C美に大声で助けを求めたところ
全員同じ現象が起きたらしく
口をぱくぱくさせながら
ジェスチャーで耳が聞こえないと訴えてきた

Aがガクガクと振るえながら
大急ぎで車を走らせる

俺は絶対無音の中
恐ろしくて後ろも振り返れなかった・・

何か見てしまいそうで怖かったからだ

トンネルを抜けても無音は変わらず
あ゛ーあ゛ー
と騒ぐも何も聞こえない

10分程走り山道を抜けたあたりで

「治った?」

とB子の声が聞こえ
異常な現象が終わったと確認できた

B子とC美は後部座席で怖かったと
ワンワン泣きじゃくり、
情けない事に俺も安心したのか
ボロボロと涙を流していた

Aはトンネルから出る時点で泣いていたので
全員で泣きながらのドライブとなった

やっとコンビニを発見し
ホットコーヒーを買い落ち着いたところで
全員でさっき起きたことについて
口々に語りあった

俺とB子、C美が興奮しながら
何も聞こえなくなった事を熱く語っているとAが

「俺お前等おかしくなってすげー怖かった」

とまた泣き出した

実は何故かAだけは何事もなく聞こえていたらしく
突然笑っていた俺達が大声で

「あ゛ーあ゛ー」

「何コレ?何も聞こえない」

「助けて!」

などと言い出し
全員狂ったんじゃないかと思い
怖かったんだと涙ながらに打ち明けた

その後とくに何事もなく日々を過ごしているが
今でもトンネルを通ると思い出し
洒落にならないほど怖いといっている


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