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【怖い話 実話 本当にあった怖い話】人型のシルエット 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 本当にあった怖い話】人型のシルエット 短編

よく晴れた日だった。

とても穏やかな陽射しに、

ここのところの鬱状態から

脱却出来そうだった。

IMG_3472.jpg


自分の部屋の窓は、
サッシと障子戸の二重になっているのだけど、
いつも閉めきっている。

その日もいつもの様に閉めきっていて、
障子からは柔らかな光が射し込んでいた。

気分が良くなり、歌を口ずさんでいると、
裏の家の窓の開く音が響いた。

ガラガラガラ、と。

すると、何か、物音がする。
天気もいいし、布団でも干すのかと思った。

しかし、物音は近くなってくる様な・・・

ふと、窓を見ると、
柔らかな光と共に目に射し込んできたのは、
人型のシルエット。

その人影は網戸を開けた。

そして、サッシを開けようとしている。

掌を張り付け、
スパイダーマンの様なシルエット。

ただ、そこにいるのは正義のヒーローではない。

恐怖で混乱し、
取り敢えず家族を部屋に呼んだら、
人影は消えていた。

そして、家族が屋根へ出て様子を見に行ったら、
人影は逃げる様に低姿勢で裏の家の方へ戻っていった。


早朝に窓を開けてみた。

サッシには露がおりていた。

手形がべっとりとついた所以外。

自分の被害妄想ならば、
どんなに良かった事か。

朝食の際、警察に通報するか否かで、
簡単な家族会議をした。

実害が無いのと、
色々と面倒臭いという理由で、
通報はやめた。

ご近所には一応、一部始終を話した。

今はただ、気持悪さで一杯。

自分の部屋にもいたくない。

そして、少しの物音でも気になり、
留守番をする時も気が気でない。

霊的なものより、生きた人間の方が怖いと思った。


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