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【怖い話 実話 本当にあった怖い話】峠のトンネル 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 本当にあった怖い話】峠のトンネル 短編

夏に私が体験した話です。

夜になると

ほとんど車通りの無い峠の頂上に

トンネルがある場所があります。

IMG_1610.jpg


私達の間で結構恐れられているトンネルなんですが、
その日は忙しい友人も休みな人も多く、
トンネルへ行ってみようという話しになり
1台の車に5人乗せて行くことになりました。

友達と会う度に

「あそこ怖いよねー」

とか

「この前○○の様子が変わったのは
トンネルに行ったからだ」

とか話をしている割に、
いざ行くとなると
その場所を知っている者はいません。

何度も行ってる面々なのに、
その日はどうしても覚えられなかったのです。

トンネルに行くのを諦め、
とりあえずドライブをしようと走り出したのですが
適当に走った道が見覚えのある道に…

皆「あ、この坂だよ」

と例のトンネルへと続く
坂道へ辿りついたのです。

トンネルへ行く最中にも
奇妙な場所が転々としている訳で、
気味の悪い貯水タンク・廃屋・廃マンションを回っていきました。

街頭が全く無くなり、
一車線になり曲がる道を登り、
そろそろトンネルなんだなって雰囲気がしました。

「お、トンネルだ!」

「うわぁ…不気味…」

という声で先を見ると、
ぽっかりと全長150mくらいのトンネルが現れました。

そんなに長くないはなのに
トンネル内に照明が無い為、
先が全く分かりません。

いつもは、こういう”恐い場所”に入る時は
記念撮影を撮るのですが、
今回は早く帰りたい気持ちが勝って
トンネルの中へ進んで行きました。

普通のトンネルでした。

トンネルの先にある記念碑?みたいな
車1台止まれそうな場所でUターンをし、
戻ろうと再度トンネルへ向かいました。

一度何ともないと強気なもので

「おい、トンネルの中でライト消して
クラクション鳴らせてみようぜ」

という提案に

皆「やろうやろう」

と盛り上がってきました。

二度目の通過。

運転手がトンネルへ入った瞬間に
何を血迷ったか走行中にライトを消しました…

「走りながらはヤバイだろ!」

と友人が声をあげます。

続いて運転手の悲鳴混じりの声…

「消えた!勝手に消えた!!」

助手席に乗っていた者が
必死で運転手を掴もうとします。

その瞬間

「うわぁ…Sが(運転手)いない!Sがいない!」

と叫びだします。

パニックの中

「ぱーーーん」

クラクションが聞こえ出しました。

同時に

”ガガガガガガ・・・ドーン”

トンネルに車体が擦れ
偶然前から来た車とぶつかり
車が止まりました。

瞬間私は気を失い、
目が覚めたのは市内の病院でした。

右手の傷、全治二週間の怪我でした。

ベットで横になっていると
同乗していた友人が見舞いに来ました。

「散々な目にあったな…」

「俺らは頭打っただけで大したことは無かったよ」

話しながらふと思い出しました。

「S(運転手)は?
そいえばT(助手席に乗っていた人)がSがいない!
って言ってたけど?」

と聞いたところ
一人が目に涙を浮かべ

「…Sは死んだよ…」

と。

乗っていた車と対向車の間で
潰れていたらしい。

友人の話では、

「ぶつかった場所は、
車はトンネルの入口から3mも入ってない所で、
対向車は横になった車体の右側へ突っ込んだそうだ。
でも変だよな…トンネル入った瞬間は
結構スピードも出てたし
何より不思議なのは幅の狭いトンネル内で
どうやって車体が横になっていたのか…
あと…Sは車内にいず、
車の外で車と車の間に挟まって死んでいたらしい。」

状況がなかなか掴めなかった。

勿論Sが車から出た気配も無かったし、
あんな状態で外へ出られるのかと。

だがSは外に出ていた…

Sの葬儀に参列した。

Sの顔は見せてもらえなかったが、
Sの親戚の話では笑ったような顔に見えたらしい。


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